ジョジョリオンがつまらないと言われる理由

ジョジョリオンはつまらない?

現在ウルトラジャンプにて連載中の人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」第8部「ジョジョリオン」だが、他の部に比べてつまらない、という意見をよく」目にする。今回は自分の意見を交えてつまらないと言われている理由を考えてみる。
1相方と呼べる人物が少ない

ジョジョでは代々主人公とともに物語の軸を担ってきたいわゆる`相方`が存在した。私が思う相方は第2部のシーザー・アントニオ・ツェペリ 第4部の虹村億泰 第5部のブローノ・ブチャラティ 第7部のジャイロ・ツェペリだ。それ以外の部には一人に絞れないほど頼りになる味方が存在した。それに比べて第8部はどうだろう。すぐに思い浮かぶのは広瀬康穂、東方常秀あたりだろう。常秀は今の所戦闘シーンは少ない。康穂はスタンドが戦闘に向いていないサポート型なので、康穂は敵スタンドに攻撃を仕掛けられると定助に助けを求めることしかできない。定助の周りで頼りになるのは豆銑礼くらいだろう。
2月刊連載で展開が遅い
ジョジョSBRの途中からウルトラジャンプに引越しをした。そのことによって連載期間が長引いてしまっている。ジョジョリオンは過去の部に比べてかなり展開が遅いのだ。現在連載9年目だが、ようやくラスボスと思われる人物との戦いが始まったところだ。しかし、ジョジョリオンは連載当初から多くの伏線が散りばめられている。それらを回収するまでの時間も考えるとまだ長引きそうだ。

3バトルが一辺倒

最初に行ったように、この部には戦闘に向いたキャラが少ない。どうしても主人公の定助のバトルシーンが増えてしまう。必然的に定助より弱い敵キャラが増えるので、使い捨て感が否めない。名悪役が存在しないのもそれが原因だろう。敵を倒したらまた新しい敵と戦う。このパターンの繰り返しなので、つまらなく感じるのも仕方ないだろう。
4主人公の設定
主人公 東方定助は記憶喪失の青年で、目的は「記憶を取り戻すこと」だった。私はこれを知った時、この目的だと終盤までストーリーに変化がないのでは?と思ってしまった。しかし読み進めていくと意外な展開へ行き、現在の目的はホリィさんを助けることになった。この展開はあまりにも急すぎてとても驚いた。物語の終盤で主人公の目的が変わる作品など今まであっただろうか。現在ラスボスとの戦いが始まろうとしているジョジョリオンだが、このままボスを倒すだけだと目的を立ててから達成するまでが早すぎて、感情が置いてけぼりになりそうだ。
まとめ

ジョジョリオンがつまらないと言われる理由について考えた。個人的には最近になって面白くなってきたと思う。SBRのように終盤の展開で評価が180°変わる可能性ももちろんあるのでこれからの展開がとても楽しみだ。